8月31日 今日で8月も終わり明日から9月がスタート
早いもので渓流シーズンもあと1カ月で終了と思うと少し寂しくもなる季節ですね。
ただ、今年も猛暑が続いており川はどこも渇水状態、季節はまだまだ真夏と言ったところでしょうか。
さて、今回はそんなまだ夏景色全開の五ヶ瀬川へ渓流釣りに行ってきました。
夏と言えば、「虫パターン」!
それってブラックバスの夏のパターンじゃないの?
と思った方!
バスだけでなくて渓流魚にも「虫パターン」というものがあるんです。
もともと雑食の渓流魚ですが、陸生昆虫たちが活発に活動する盛夏の時期は高確率でバッタ、カナブンなどの昆虫を捕食していて、そんな時に効くのがグリーン系のカラーのルアー。
という事で前日夜に、手持ちの使えそうなルアーにマットグリーンのペイントを施して準備完了。
それでは、真夏の五ヶ瀬川釣行記、ぜひ最後までご覧ください。
(もん釣り日記)
釣行前夜 ルアー等の準備


さて、冒頭にも書きましたが夏の渓流と言えば、「虫パターン」
虫といっても、川虫ではなくて陸生昆虫なので緑系のルアーに反応がいい事が多いんです。
という事で手持ちで良さそうなルアーをせっせと緑色にペイント。
バッタなどをイメージさせるマットグリーンカラーでルアーの目とパーマークを残してべた塗りにしていきます。
「イレグイマーカー」でルアーをペイント
使ったのはシャチハタさんの「イレグイマーカー」
もちろん、釣具専用として販売されていて、プラグ、ジグ、ワーム、エギ、そしてフック等に塗る事ができ、同時にケイムラ加工まで施されてしまう優れもの。(※ケイムラでないモデルもあります)
隠ぺい力の高いインキを使用しておりルアーの塗装の上からそのまま塗る事が可能。
また、複数の色を使用する際は薄い色から濃い色へ重ね塗りも出来てしまうんです。



今回実際に「イレグイマーカー」を使ってみましたが、上記写真のプラグ2個は問題なく塗れました



ただ、スピナーに関してはブレード部分、本体の鉛が露出した部分は少しだけ色むらが出てしまいました
といっても、ほとんど緑色に着色はされているので、私はあまり気になりませんでしたが、金属、鉛の部分は下塗りを入れた方がいいのかも知れません。
ここは、今後使っていく中で検証してみたいと思っています。
ルアーのフックをシングルに交換する理由


今回もメインで使うルアーはシングルフックに交換しました。
理由は2点あります
魚へのダメージ軽減
1点目は、やはり魚へのダメージを軽減するため。
私の渓流釣りは現在オールリリースなので、ルアーの種類にもよりますがシングルフックに変えてあるものが大半です。
ルアーのバランスやバイトに対してのフッキング率などを考えればトリプルフックがいいのかなとも思います。



ただ、フックの掛かり所が悪くて魚が弱ったり、死んでしまったりした時の後味の悪さだけは味わいたくないんです。
フロントフックのリーダーへの絡みを軽減
2点目はフロントフックがリーダーラインを拾ってトラブルになるのを軽減するためでもあります。
まあ、これは完全に防げるわけではないんですが、トリプルと比べると圧倒的にリーダーを拾う率が減ります。
そして、後述するスナップ上の編み込みと併用すると劇的にトラブルの発生率が改善されました。
やはり、渓流ルアーってキャスト&キャストの連続なのでこのテンポが乱されるのって本当にイライラしませんか?
私は少しでもこの「イラッ!」を減らしたいので、シングルフックを多用しています。
もちろん、全てのルアーをシングルにするのではなく、軌道の安定しているスピナーなどはトリプルで使う事が多いですね。
魚をランディングネットに入れた際のトラブル軽減
これも、極力イライラしないための作戦ですが、トリプルフックでヒットした魚をクレモナのランディングネットで掬うともう大変・・
釣られた魚はネットの中でぐるぐる大暴れ・・



そして、トリプルフックもそれに合わせてネットに絡みつきフックを外すのにとにかく苦労するんです



一応、フックのバーブはペンチで潰してますが、それでも糸に刺さりこんだりすると中々取れないんですよね~
さらに、上記と重複する部分ではありますが、フックを外すのに時間がかかる事によって魚にダメージを与える原因にもなってしまいます。
スナップ上にリーダーを編み込む


そして、上記しましたスナップ上の編み込みです。
画像は以前作った時のものですが、あれこれ試行錯誤して現在は約1cmほどの編み込みをハーフヒッチで入れてます。
スナップは現在は00~000番を使っていて、上記編み込みシステムとシングルフックの相乗効果でトラブルの発生率は大幅に減りました。(完全にゼロではありませんのでご了承ください)
あと、トラブルになるのが嫌だからとスナップの番手を小さくする方をよく見かけますが、私が今まで色んなタイプのスナップを使ってきた感想はスナップの小ささはトラブル解消とは全く無関係でした。



あくまで使うルアーとのバランスで決めて頂くのがいいと思います
本日の釣りの様子
さて、それでは本日の釣りの様子をご紹介していきます。
今日は8月31日、明日からはもう9月だというのに、今年の渓流はまだ真夏の雰囲気全開です。



今日は少し遅めで、午前10時30分頃に現地到着、準備をして11時頃からの釣りスタートになりました
こんな酷暑と渇水状態が続く夏の渓流なんか誰も居ないよね!と思って少し遅めに到着しましたが、途中に釣り人らしき車が1台停まっていました。
やっぱり、渓流好きな人っているもんだな~と改めて実感・・
使用したタックル


●ロッド:イトウクラフト エキスパートカスタムボロン 510UL
●リール:アブガルシア カーディナル3BP
■チューニング
・ボディ他:イトウクラフト マウンテンカスタム CX
・スプール:Avail シャロースプールに交換
・ラインローラー:IOSファクトリー ラインローラーHyper
●ライン:PEライン0.5号 30~50m(川幅によってチェンジ)
●リーダー:フロロカーボン1.2号 1m程
●ランディングネット:半自作 (Akasaka Woodworksさんに型枠のみ依頼)
研磨~オイルステイン塗装、ネット・ヒートン取り付け、刻印掘り込み等は自分で行いました
・使用した木材
紅白花梨バール+紫タガヤサン+カーリーメープル+ブビンガ
内張りにシャム柿を使用


激渋状況の五ヶ瀬川


それでは、さっそく川に下りてまずは水浴び!
ゲータースタイルとは言え、この時期は着替えるだけで汗だくになってしまいます。
まずは、火照った体を渓流の冷たい水でクールダウン!


水温は昼過ぎに測って22度位でした。
先日の大野川の鮎釣りの時は朝一で28度ありましたので、それと比べるとかなり低い水温。
ただ五ヶ瀬川のかなり上流まで上ってこの温度というのはちょっと高めなのかなと感じました。


それにしても、水が少ない・・・そして、釣れない・・・
足早に上流へ遡行していきますが、めぼしいポイントでもチェイスすらありません。



これはまずいパターンだぞ~
あまりに反応が無いので各ポイント2~3投くらいで見切りをつけ、どんどん上流へ向かっていると前回来た時に爆釣したチョロ沢の入り口を通りかかりました。



ちょっと入ってみるか!
・・という事で試しに前回入ったチョロ沢に少しだけ入ってみましたが、こちらは本流とは打って変わってチェイスがメチャメチャありました。
ただ、サイズがもう稚魚みたいなレベル・・・
しかも、支流なのでさらに水もないという事でこちらは今回断念。



本流をひたすら撃ちながら上がって行く作戦で決定だね
やっと釣れたチビヤマメ
どれくらい川の中を歩いたでしょうか?
もう、途中からここの筋は完全にあきらめてました。
言い訳っぽくなるんですが、途中で新しめの足跡があったりで・・・



もしかしたら、来た時に止まっていた車の釣り人が先に入ってたのかな・・?



今日の自分、ひょっとして2番手なのか?
いや、2番手だとしても普通はチビサイズのチェイスとかは普通にあるんです・・



それが、全く無いって・・どれだけ上手い人が入ったんだ?
まあ、先行者が居たかどうか、真相は分かりませんが・・とにかく釣れないというか、チェイスすら全く見ずに最初に決めていた退渓点が近づいてきました。
もう、ほとんど惰性で投げていたルアーでしたが、ここで遂にロッドに生命感が伝わります。


やっと釣れた~
超チビだけど、なんか嬉しすぎる1匹!


多分、今日最後の魚になりそうなんで反対側も写真撮らせてね!
もちろん、ヤマメのパーマークって体の左、右で全然違います。


とにかく、釣れてくれてありがとう~
ちょっと、やる気出て来たよ~
退渓を決めたラストポイントでヤマメがヒット


ようやく待望の1匹が釣れて、ちょっと一安心・・
その後、ヒットしてバラしたり、チェイスもちらほら出てきたりと少しだけいい兆候が出て来たんですが・・それも一瞬の区間だけで終わりました。
ただ、先ほどの区間で少しだけ好反応がありましたので、いつもは入った事のないエリアまで釣り上がってみる事に。
しかし、相変わらずチェイスすらない状況が続き、ついに退渓点となる目標物が視界に入って来るようになりました。



しかたない・・一旦この筋は諦めて、別のポイントに入り直すか・・
最後のポイントにルアーをキャストしますが、ここまでの状況を再現するかのように虚しくルアーが手元に帰って来ます・・・



よし、ここまでやるだけの事はやったし、一度退渓して立て直そう!
川を背にして退渓ルートへ足を運ぼうとしましたが・・・
最後キャストしたポイントの1つ上のポイントが何故か気になりました。
なんの変哲もないただの浅い瀬ですが・・・


なんか、
さっき釣れたポイントと感じが似てる・・
ただ、それだけでした。
当然のごとく、惰性というか・・あまり何も考えずにアップクロスにミノーをキャスト。
着水してチョン!チョン!
2回トゥイッチを入れたところで!
エキスパートカスタムに衝撃が!!
水中でもんどり打つように翻った魚体は間違いなくグッドサイズ!
幸い、シングルフックがガッチリ掛かっているのは確認できたので落ち着いてランディングできました。


いや~ここまで歩いてきて本当に良かった~
最後の最後でこの魚・・・・


尺までは無いけど、28㎝と渓流域では十分ともいえるサイズのヤマメ。
危うく、渓流で雄叫びを上げるところでした・・


貴重な一匹!
逃げられないように厳重な生簀を作って撮影会スタート。


側線上の薄紅色が本当に綺麗。
いつもはアマゴの川で釣りをしてるんですが、
ヤマメって本当に美肌ですよね!
本当に惚れ惚れする魚体です。
ヒットポイントの考察
撮影後、無事にリリースを行いポイントを見渡すと、ある事に気付きました。
何気ない浅瀬のポイントと思っていましたが、
視界の左上方、白波の立つ大岩の上には・・
濃く茂った木の枝が覆い被さっていたんです。
というか、そんな事すら見えてなかったなんてどれだけ惰性で釣ってたんだって話・・
反省だなこれは・・・


話は戻りますが・・退渓点のちょっと前から、昨晩一生懸命に緑色に塗ったシルバークリークミノーを投げてた事を思い出しました。



ここからはもう、想像の域を出ないんですが、私の考えるヒットパターンはこんな感じ
ヤマメの頭上には木の枝が生い茂り枝から落ちてきた昆虫を捕食するには絶好のポジション
加えて流れも効いており上流から流れて来る川虫なども同時に捕食出来る格好の着き場所
画面右下からアップクロスで流芯付近にミノーをキャスト
水面に落ちたミノーにトゥイッチを軽く2度入れる
ヤマメが流れの中に泳ぎ出てルアーにバイト
釣りの最上の楽しみとは
全ては私の頭の中での想像ですが・・・
でも、この想像を巡らせる事が釣りの楽しみ方の最たるものだと思うんです。
結局のところ、本当の事はバイトしてきた魚に聞いてみないと分かりませんし、それが全てです。
釣った人間があとから色んな事を付け加えたところでそれは一つの仮説に過ぎません。



でも、それでいいんだと私は思っています
自分が想定したパターン通りに魚が食って来る、これがハマった時こそが最高の瞬間であり、釣りにおける最上の楽しみだと考えています。
夏の虫パターンについて


それでは、ここで夏の虫パターンについてちょっと考えてみたいと思います。
上述しましたように、虫と言っても水中に生息する川虫の事ではなく、陸生昆虫全般を指します。
さらに陸生昆虫といってもバッタ、カナブン、ミミズ、蛾、蛾の幼虫類など多岐に亘ります。
エリアによってはアントパターン、セミパターン等といったものもあり、渓流魚の雑食性が伺い知れるものになっています。
ヤマメが夏季に好む昆虫 バッタとカナブン
そんな中でも私が注目している夏の虫は
バッタとカナブン
15年以上前になりますが私が渓流釣りを始めた頃は、アマゴを必要数だけキープして持ち帰っていた時期がありました。



夏の時期に持ち帰った魚を捌いていると、決まってお腹から出てきていたのがバッタとカナブンでした
キープして持ち帰っていた時期は3~4年位でしたが、初夏から晩夏のシーズンは、バッタ、カナブンが胃袋に良く入っていた印象しか残っていません。
もちろん、皆様の行かれる川によって違いは出てくるとは思いますが、夏によく食べられている昆虫の代表としてバッタとカナブンがいる事を覚えておいて損はないと思います。
虫パターンの狙い方
虫パターンといっても、ただグリーン系のルアーを投げておけばいいというものではなく、狙う場所、キャストの方法などもポイントがあります。
狙う場所
まず、狙うのは木の枝が茂った下のポイント、川岸に覆いかぶさった草の下等、昆虫類が落ちて来やすいような場所の下を狙って行きます。
さらに、木や草などは極力水面近くで覆い被さっている方が、魚が鳥などの外敵から身を隠す点からも有望なポイントになりますが、キャストを決めるのは少し難易度が上がって来ます。
上流からルアーを流し込んでいけるポイントであれば、フローティングミノーをドリフトさせて誘うのがおすすめの釣り方です。
キャスト方法
また、キャストについても低弾道のフリップキャストよりも少し滞空時間をとった「ポチャン」と着水するようなキャストがハマる時が結構あります。
活性の高い時はキャストして着水したルアーにすぐさまバイトしてくるシーンも多く、私の経験上、魚たちは確実に空中を飛んでくるルアーを目で追っていると確信しています。
ポイントにもよりますが、滞空スペースをとれる場所でしたら少しだけ上から水面に落とすイメージでキャストしてみるといいと思います。
退渓~撤収、本日の釣り終了
さて、退渓して次のポイントに行こうと思っていましたが、予想外のナイスフィッシュに出会えてもう、大満足。
今日はもう終わりでいいかな!
退渓点から道路へ戻り車へ向かいます。


道中に合った看板に共感。
でも、たまにこんな山奥の川にきても普通にペットボトルや空き缶、不法投棄と思われる家電製品などが散見されちょっと悲しくな事もあります。


おっと・・これは不可抗力!
釣り人のウェーダーのソール部分か?
まあ、それだけ釣り人が入っている人気エリアという事なのか・・
ていうか、この釣り人、このあとどうしたんだろう・・?


退渓点から上を走る道路に上がって、車まで戻って来ました。


ゲーター、ウェーディングシューズを脱ぎ、お着替え完了。
鮎釣りもそうなんですけど、鮎タイツやウェーダー、ゲーター、ウェーディングシューズをを脱いだ時の爽快感がたまりません。
今日は昼食なしで、アイスコーヒーのみですが、いつものリラックススペースを設置。


今日は釣れない中、よく歩いたな~
でも、最後の1匹で全て救われた気がする・・・




チェアにもたれて、まったりしようと思いましたがやはりこの炎天下・・・
アイスコーヒーを一気に飲み干し、エアコンの効いた車内に逃げ込みました!
いいサイズ釣れたし、今日はもう釣り終了~
本日の釣りを振り返って
それでは最後に今日の釣りを振り返ってみます。
午前11時入渓~午後2時過ぎに退渓。



約3時間ちょっとの間でしたが、
五ヶ瀬川上流でルアーフィッシングを楽しんできました
結果はキャッチ2匹、バラシ2匹でしたが全体を通して魚の姿は少なく渇水、高水温の影響、もしくは先行者の後追い釣行であった可能性もありました。
ただ、前日から夏の虫パターンの仮説を立ててそれに合わせて準備を行い、当日もパターン通りにグッドサイズのヤマメがヒットした事は大いに満足のいく釣行になりました。
やっぱり、釣りって自分の思い描いた通りに展開が進んだ時が最高に楽しい瞬間なんだと思います。
数は全然釣れなかったけど、最後の最後に自分自身で納得できる1匹に出会えた記憶に残る釣行になりました。
それでは、本日のブログはここまで。
ここまで長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。
帰りはちょっと寄り道。


竹田名産のトウモロコシ買って帰りました。











