さて、ポイントに到着していよいよ釣り開始です。
ただ、はやる気持ちをすこし落ち着かせて、渓流釣りのルールを再確認してみましょう。
渓流釣りには独特の釣りのルール、マナーが存在します。
もちろん、大前提として各漁協の定めたルール(遊漁期間、禁漁区、キープサイズ、キープできる数、C&R区間等)があります。
それに加えて、お互いの釣り人どうしで守って行く暗黙のルールみたいなものがあるんです。
これらを知らずに無知識のまま釣りを始めると、大変なトラブルになる事も・・
今回は渓流釣りを始めるにあたっての最低限のマナー、ルールについてまず解説をしています。
それを、踏まえたうえで、実際の釣り場での釣り方について記載をしております。
まずは、これから解説していきます渓流釣りの基本的ルールを確認してから釣りを始めるようにしましょう!

渓流釣りのルール・マナー

漁協のルール(遊漁規則)
まずは大前提の遊漁規則
もうこれは絶対的です。
遊漁券を購入すると大抵は注意事項などが細かく記載されていますし、別紙で放流ポイント、禁漁区等がしるされたMAPをくれる漁協等もあります。
もんただ、遊漁券を買ったから何をしてもいいということではありません
釣り方の制限(ルアー、エサ釣り、フライ・テンカラ等)があったり、C&R(キャッチ&リリース)区間が設定されていたり、釣れた魚の持ち帰り制限等も漁協によってはあります。
また河川によっては一部区間に禁漁エリアが設けられている事も多々あります。
たいていの場合、目立つ看板等が付近にありますし、遊漁券にも記載がされている事が多いですので確認の上、釣りを行って下さい。
遊漁期間も確認が必要です。
一般的な河川は3月に解禁を迎え、9月末日までの遊漁期間になっている漁協がほとんどです。
詳しくは遊漁券に記載されていますので、確認の上、釣りを行ってください。
釣り人どうしで守るルール
まずは先行者優先についてです。
釣りをされる方なら何をいまさら?と思われますよね。
ただ、渓流釣りの先行者優先は、他の釣りとは少し変わった認識が必要です。



どこが他の釣りと違うの?



渓流釣りって、とにかく歩いて動いて行く釣りって事!
そこを考えてみよう!
他の釣りだと、釣り場に着いて先行者の人が居たらあいさつをして隣で釣り始めるって普通ですよね。
でも渓流釣りは上流に向かって歩いていく釣り。
わかりやすく言うと先行者が入ったポイントから上流のエリアは先行者のものになります。



気軽に先行者のすぐそばには入れないんだね・・
これも、何度か書いてるかとは思いますが先行者の入渓点は極力確認しておいて下さい。
先行者がいつ入渓してどこまで釣り上がるのかは分かりませんが、先行者が釣り上がる直上ポイントには絶対に入渓しないようにして下さい。
ましてや、下流から釣り上がって来て無断で上流の釣り人を追い越すなんて事は厳禁です!
もうこの入渓点問題が、渓流釣りの一番のトラブルの原因です。



自分が入渓して、釣り上がって行く時を想像してみて下さい
もうこれ、確実にイラっとして怒りたくなりますよね!
これは極端な例ですが、この距離感というのが難しくて明確に〇〇m空けるみたいなのは無いんです・・
なのでこの人はOKだけど、この人はダメみたいなのが普通に起こります。
ここがこの問題の難しいところ、釣り場の混雑度も関係してきますし・・
私個人の意見ですが、自分が釣りに行った際に先行者の入渓点があれば、体感ですが最低でも500~600m位は距離を空けて上に入ってる感じがします。
もちろん、この距離感を近すぎと思う方も居れば、遠すぎると思う方も居ると思うし、それが当然だと思います。
突き詰めて考えると、自分がそれをされたときに納得出来ない距離には入らない事だと思うし、それしか基準がないんじゃないかと思います。



自分がされて嫌な事は他人にもするなって事だよね



結局この入渓点問題はそこに尽きるのではと思っています



それでは、ここからは具体的な釣り方について解説していくよ!
渓流釣りの基本的な釣り方


基本は釣り上がり
さて、川に下りてきたら道具をセッティングして上流に向けて釣り進んでいきましょう。



ここで疑問!



下流に向けて歩いたらダメなの?
・・という声もありそうですね。
一応、ダメではないんですが一般的にはマナー違反の類になるかと思います。
渓流の魚がエサを取る時って大体上流を意識してますよね(まあ、経験上全て上流向いてる訳ではないんですが)
上流側から流れてくる川虫、昆虫類などを下流のポイントで待ち構えていて、流れてきたものを「パクッ!」というのが一般的な捕食スタイル。



釣り人側もそう思ってる部分が大きいと思います。
なので!
魚の頭が向いているであろう上流部からアプローチするのは魚に気付かれて釣れなくなるというのが通説になっています。
あとは、単純に下流から上流へアプローチした方が釣りがしやすい点もあります。
必然的に釣り人は入渓点から上流へ向けて進んでいく事になります。
このような暗黙のルールの中で下流へ逆走?するのは上りのエスカレーターを上から下に向かって進んで行くのと同じ!?



これ、大迷惑ですよね!
なので、世間のルールに従って上に上がって行きましょうね!という事になるんだと解釈しています。
ただ、入渓点の特性上、少しの距離釣り下ったりする時はあると思いますが、基本は釣り上がって行くのがマナーであると思って下さい
※もちろん、絶対に誰も釣り上がって来ないという場所があるのであれば、そこはご自由に!
ポイントに立ったらまずする事
まず、ポイントに立ったら流れ、水深、水中の岩の入り方などを見て魚がここでエサを食うだろうという予測ポイントを立てます。
そこから流れの強さ等を予測して立ち位置、キャストポイントを決めてから実際に釣り始めます。



慣れて来ると無意識でこの一連の作業を頭の中で行えるようになってくるよ!
よく、ポイントに入ったらもう闇雲に仕掛けを入れていく人もいますが、しっかりと自分で予測を立てる事でポイントを見る目も養われて行きます。
そして、なによりヒットパターンがハマった時の満足度が格段に違います。



ここまで頭の中でイメージ出来たら、いよいよ仕掛け投入!
まずは目星をつけたヒット予測ポイントの少し上流側に仕掛けを落とし狙ったポイントに流し込んでいきます。
(ここはエサ釣りもルアーも同じです)
狙ったポイントを通り過ぎて下流まで仕掛けが流されたら一度回収して再キャスト。
少しずつ立ち位置、キャストポイントをずらしながら上流へ釣り上がって行きます。
仕掛けの特性上エサ釣りは原則として上流から下流へ流して行くのみのアプローチになりますがルアーは割と自由なアプローチが可能です。
ルアーも基本はアップからアップクロスで下流へ流し込んでいく釣りが中心になりますが、下流にキャストして引っ張り上げて来るパターンでヒットする事もあります。
繰り返しになりますが、基本は予測ポイントに上流から流し込むのが一般的なアプローチ方法です。
一つのポイントに時間を掛け過ぎない
渓流釣りは基本、ランガンスタイルの釣りです。
ポイントの規模、時期にもよりますが1ヶ所4~5投程でほぼ勝負は決まります。
(エサ釣りはルアーより少し時間を掛けて探る事が多いです)
活性の高いヤル気のある魚が居れば1~2投で大体ヒットしますし、ルアーの時はチェイスしてくる姿が見えたりもします。
あまりに大雑把なのもいけませんが、一つのポイントに何十投もして数十分も居座っていては釣れません。



大事なのは同じ動作を何度も繰り返さない事!
ルアーの時はキャストする位置、自分の立ち位置、狙う水深、アップ、アップクロス、クロス、ダウンクロス、ダウンとコースを変えてみましょう。
エサ釣りの際はエサを変える、ガン玉チェンジ、投餌ポイントの変更等、出来うる限りのアプローチをしてチェイスも無ければ直ぐに一つ上のポイントを目指しましょう。



同じ動作を何回も繰り返した所で、ヒットする確率はそこまで上がりません。
それよりは、フレッシュな個体を探してテンポ良く釣り上がっていく方が圧倒的に釣果に結びつきます。
昔から言われているように、やはり渓流釣りの釣果は歩いた量に比例するのは間違いありません。
ほどほどの所でポイントを見切り、テンポよく釣り上がって行きましょう。
※堰堤下、大渕、滝壺などの大場所はある程度時間を掛けて探ってもOK
意外と散々投げ倒したあとにいいサイズが出て来る事もあります。
まとめ


今回は実際の釣り場でのマナー・ルール、釣り方について解説してきました。
渓流で釣りをする以上、漁協の定めたルールは絶対に守らなければなりません。
遊漁規則をしっかりと把握してから釣りを始めましょう。
また、釣り人同士のルールもしっかりと理解した上で渓流釣りにエントリーしましょう。
基本は釣り上がりで、上流へ向かって進んでいきますので先行者の入渓位置をしっかりと確認して、適切な距離をとって入渓して下さい。
そして、渓流釣りはとにかく足で稼ぐ釣りです。
一か所に長時間留まる事無く、テンポ良く上流を目指してランガンしていくのが釣果を伸ばすポイントです。



日頃、運動不足の人にもきっといい運動になると思いますよ!
それでは次回は、実際のヒットポイントを画像を交えながらご紹介して来たいと思います
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。









