最近、釣具業界でも目に耳にする事が多くなってきたPERTEXという単語。
「GORE-TEXなら知ってるよ。」という釣り人は結構多いのではと思います。
そういう私もここ最近でこのPERTEXというものに触れ始め、色々と調べたり聞いたりしているうちにこれは釣り用ウェアにかなり向いてる素材なのではと感じるようになって来ました。
よく言われるGORE-TEXとの比較ですが、PERTEXは、ざっくりと言い表すならば、「軽くて柔らかく、撥水性のある生地で通気性が抜群にいい」といった点になります。
もちろん、両社共に各モデルのラインナップもありますし単純に比較できない部分もありますが、「軽い」、「しなやか」、「通気性」、「撥水性」といったキーワードがPERTEXの特徴に挙げられます。
釣りとの相性も抜群のこのPERTEX。
ぜひ、皆様のフィッシングライフに採り入れてみてはいかがでしょうか。
PERTEX(パーテックス)について

まず、PERTEXについてですが、上述のGORE-TEXとは全く関係がありません。
そして、GORE-TEXですが、こちらは1976年にロバート・ゴア氏によりアメリカで誕生した企業です。
釣具業界ではGORE-TEXが知名度も高く、中級者、上級者から長らく支持を得てきました。
ただ、PERTEXも歴史は古く、アウトドアメーカーでは以前から採用されてきた経緯もあります。
実際に、ノースフェイス、パタゴニア、マムート等、名だたる有名アウトドアブランドの製品に採用されている事も多く、GORE-TEXと並ぶ高機能素材として確固たる地位を築いています。
PERTEXの代表的なラインナップ
GORE-TEXとの比較

さて、ここからは私なりのPERTEXとGORE-TEXの比較についてです。
まず、ざっくりとした感想。
実際に製品を触ってみた感じですが、PERTEXはとにかく生地が軽い、しなやかといったイメージ、反対にGORE-TEXは少しゴワゴワする感じがします。
これも上述した通り両社共に各ラインナップがありますので一概には言えませんが、色々なモデルを触ってみて感じた私の総評がこのイメージに落ち着いています。
次に、よく比較されている耐水圧についてです。
また、通気性の面においてもそれぞれ特徴があり、GORE-TEXがほぼ完全に外部からの風をシャットアウトするのに対して、PERTEXは外部からも内部からも空気の動きが僅かにあり、この事がPERTEXの通気性の良さとも関連しているのだと思います。
さらに生地と生地の間に位置する防水メンブレンもそれぞれ違いがあり、これもGORE-TEXとPERTEXの着心地感の差となって表れてきます。
さて、このような感じで両社ともにそれぞれ特徴のある素材を使用していますが、やはりフィッシングウェアも適材適所、使うシーンによって最適な選択をしていく必要があります。
釣りをする中で、ウェアに何を求めるのかはアングラー次第。
動きやすさを重視するアングラーもいれば、耐水性、耐風性を重要視するアングラーもいるでしょう。
それぞれの求める要素、季節、状況等を考慮してウェアを選択していく必要があります。
そして、これも私の主観になりますが、防水性に重点を置くのであればGORE-TEX、逆に動きやすさ、通気性などを重視していくのであればPERTEXが向いていると感じました。
PERTEXは釣りで使えるのか

ではいよいよ本題です。
実際にPERTEXと釣りとの相性について考えていきたいと思います。
いきなりですが、私は山に登ったりする事は無く、あくまで見聞きした事での話にはなりますが、冬の時期の登山など極限の状況で一切の妥協も許されないシーン等であればやはりGORE-TEXになるのではと思いますし、一般的にも、そういったイメージをお持ちの方が多いのではと感じています。
では、釣りをする上での極限状態って何だろう~って考えてみましたが・・・
そもそも、そこまで過酷な状況で釣りを続ける事ってあまりないのではという単純な答えに辿り着きました。
天候が悪化した際、岸からの釣りであれば大体の場合は中断してすぐに撤収出来ますし、船釣りでもキャビンに避難すれば何とかなります。
一部、波しぶきを被りながら磯をランガンしていくヒラスズキゲーム、ロックショアゲーム、また瀬渡し船を利用した沖磯、沖堤防など撤収に時間が掛かるような場合もありますが、ほとんどの釣りは止めようと思えばすぐに止めれるものが多いですよね。
そんな特別な状況を除いた一般的なフィッシングシーンであればPERTEXという選択は全然ありです!
小雨、水しぶき程度であればPERTEXの撥水性能で十分ですし、仮に本格的な雨が心配になったとしても、上述のPERTEX SHIELDモデルがあります。
GORE-TEXと基本構造はほぼ同じで表生地→防水膜→裏生地といった作りになり、レインウェアとしての機能は十分すぎる位にあります。
※SHIELDモデルはGORE-TEXと同様、生地間に防水膜を挟みますので多少ゴワつき感は出て来ます。
ただ、防水のカギを握るGORE-TEXメンブレンとPERTEXシールド膜の構造の違いなのか、実際に触ってみた感じは、やはりPERTEXの方がゴワゴワ感も少なく柔らかい感じがしました。
先の耐水圧の部分で20,000mm程とGORE-TEXの半分ほどの数値だったPERTEXですが実際の雨って強くても1,000mm~1,500mm程度らしいです。
分かり易く言えば、普通の状況で雨の中釣りをする程度であればPERTEXの性能があれば十分すぎるという事になります。
という事で釣りとPERTEXの相性について私の結論
あくまで、私の釣りジャンル、スタイルに当てはめての事になりますが
PERTEXは釣り用ウェアとして最高
という結論に落ち着きました。
●そこそこの雨予報だったら、そもそも釣りに行かない
●釣りの最中に降ってくる小雨程度には対応したい
●釣りの途中、本降りになったら即撤収
●GORE-TEXのゴワゴワ感が少し気になる
●キャストを繰り返す釣り、ランガンスタイルの釣り、動きの多い釣りが多い
●高い防水性よりも生地の軽さ、柔らかさ、通気性等を重視したい
●コンパクトに収納して持ち歩きたい・・等
上記の様な事が多く当てはまるとしたら、それは
PERTEXの出番かもしれませんね。
もちろん、土砂降りになろうが自分は釣りを続けるんだといった熱烈なフィッシャーマンには、やはりGORE-TEXが向いているのかなとも思いますが・・

まとめ

今回は釣り用ウェアに採用されているPERTEXについてGORE-TEXとの比較も交えながらご紹介してきました。
ここ数年でPERTEXを使用した釣り用ウェアも多くなって来て、今後もその動きは高まって行くのではと思います。
ただ、今までお世話になってきたGORE-TEXがダメという事ではなく、要は適材適所。
自分のフィッシングスタイルに合わせて選んでいけばいいというお話でした。
やっぱり、色々なスタイルの中から自分に合ったものを選べる方が絶対いいですよね。
今後、フィッシングウェアを選ぶ際にはGORE-TEXに加えて、PERTEXも選択肢に入れてみてはどうでしょうか?
皆様のフィッシングスタイルに合った快適なウェアが見つかるといいですね。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。

