それでは今回で一連の「初めての渓流釣り」シリーズは終了になります。
ラストは渓流釣りの併せ持つ危険性、そして、もう一つの楽しみ方の提案をさせて頂きます。
本来自然の中で行う釣りという遊びには危険が伴う部分もありますが、渓流釣りにも、もちろんそれはあります。
ただ、他の釣りの危険な部分と少し違う渓流独特なものもありますので是非、ご参考頂ければと思います。
また、外飯、キャンプ等と組み合わせて遊べるのも渓流釣りの楽しい所!
是非、最後までご覧ください。
渓流釣りの危険性
携帯の電波は?
先ずポイントに着いたら、携帯の電波が入るエリアなのか確認して下さい
もちろん、川を遡行して行く中で圏外になる事も結構あります
単独釣行の際の安全面にとって最重要項目です
安全面から考えると複数での釣行が望ましいのですが、狭いポイントを釣り上がって行く渓流釣りって基本一人の釣りになります(渓流釣りは基本的に先行者が圧倒的に有利な釣りですので、複数で狭い渓流に入り先行者の後を追いながら釣っても中々満足な釣果は得られません)
山奥の谷深い渓流に一人で入り、崖から滑落して骨折して動けなくなる・・・助けを呼ぼうにも携帯の電波は圏外・・そのうち日も暮れて・・って考えただけで恐いですよね
季節、装備によっては冗談抜きで生死に関わります
電波の入るエリア=釣り人の出入りも多い⇒あまり釣れないみたいになりますが、やはり私達、大多数の釣り人にとって釣りは遊び
自身の体力、体調、天候等、様々な条件を十分考慮した上で釣り場を選びましょう
野生生物の脅威
近年、急激に熊の話題が増えてきました
今の所、九州には居ないとされていますが、熊以外にも危険な野生生物が山奥には生息しています
哺乳類で行くと、九州エリアの危険生物はイノシシがあげられます
私もこれまで渓流で2回ほどイノシシと遭遇した事がありますが、幸運にも大事には至っておりません
ただ、間近で見ると中々の大きさであり、素手で戦って勝てる気はしませんね・・
その他、鹿にもたまに出くわします
基本人間の姿を見ると逃げて行きますが、今までに一度だけ逃げずに威嚇してきた鹿も居ました
鹿とは言え、やはり大きなものになるとそれなりに迫力もあり、向かって来ようとする個体には怖さも感じます
その他は野犬も結構厄介です
一匹でしたらさほど怖くありませんが、これが集団になるとかなり危ない事になるのではと思います
その他、哺乳類以外ではマムシ、ヤマカガシ、スズメバチ、アブ、ヤマビル等聞いただけで嫌になるものばかり
ただ、ヘビ類も基本的にこちらの気配を察して逃げて行きますし、ヤマビルも血を吸われるのはいい気分はしませんが通常は大事に至るものでもありません
やはり、私は九州エリアの渓流で一番怖いのは、スズメバチだと思います
基本こちらから挑発しなければいいのは分かるんですが、まず巣がどこにあるのか分かりにくい
ただ経験上、大体巣の近くに行くと見回り部隊の様な蜂が1~2匹飛んで来ますのでこの段階で巣の位置に気付きむやみに挑発しなければ大丈夫だと思います
とにかく、8月中旬頃~9月の渓流はスズメバチに注意が必要です
聞いた話では、土の中に巣を作るスズメバチも居るとか・・
もう、こうなったら本当に地雷でしかありません
踏まない事を祈るしかありません
さて、ここまで渓流の危険生物たちについて書いて来ました
ただ、私は渓流釣りを始めて15年程経ちますが今の所蜂に刺された事も、マムシに咬みつかれた事は一度もありませんし、上記の様な生き物の事を過度に恐れて渓流釣りから遠ざかるのは勿体無いとおもいます
先ずは釣りを楽しむ事を念頭にして、頭の片隅に渓流には危険な生き物も居るんだ位の認識で良いのではと思います
天候の急変

梅雨から夏にかけてのシーズンは山間部での急なゲリラ豪雨により一気に増水して帰り道を閉ざされる等といった事も起こり得る事です
事前の天候チェックはもとより、携帯が使えるのであれば、雨雲レーダーの確認も重要です
川の水が急に濁って来たとか、遠くで雷の音が聞こえ始めただとか、危険に対するアンテナは
常に張っておいて下さい
状況によっては早めに撤退する勇気も必要です
釣れなくても、また次来ればいいじゃないですか!
転倒・滑落~骨折など
渓流釣りって転倒、滑落等の危険と常に隣合わせの釣りでもあります
つるつる滑る苔の付いた岩の上を歩いたり、川を横切ったり、次のポイントに向かうためにちょっとした斜面を登ったり・・
フェルトのシューズも万能ではありませんので、滑る時は滑ります
過信は禁物です
転倒、滑落などで軽傷であればそこまで問題にはなりませんが、単独釣行での骨折となると話は変わってきます
釣果も大事ですが、足元には細心の注意を払って釣りを楽しみましょう
また、斜面も下から見た時はなだらかな傾斜に見えても上に上って行くと急に角度、高度を感じるようになります
危ないと思ったら早めに撤退する決断も必要です
退渓点を明確に!

少し上流に見える絶好のポイント!
今日は魚の活性も高いので、次のポイントもきっと釣れるはず!
夕方までまだ時間あるし、もうちょっと・・・
そして、釣り上がった次のポイントからも更に上流に良さげなポイントが見える・・
こんなシーンも良くあるんですが、今釣り上がっている筋の退渓点は明確になってますか?
山間部って日が傾くと一気に暗くなります
もし入渓した地点からしか道路に上がれないポイントであれば、今まで釣って来た川の中をまた歩いて戻らなければなりません
仮に退渓点が釣り進む先にあったとしても、そこに何時頃辿り着いてどれだけで車まで戻れるのか?
特に夕刻前はここら辺を逆算して釣りを止めないとひどい目に遭います
ヘッドライト無しで暗くなった川の中、または林道を歩くのってもう自分遭難してるのかって位怖いです(ヘッドライトあったとしても嫌ですけど・・)
退渓点はしっかりと決めてから川に入るようにしましょう
もう一つの渓流の楽しみ?
渓流釣りをする方ってキャンプも好きな人が結構多いのではと思います
魚が釣れたら必要分をキープして近くのキャンプ場等に移動し、釣れた魚を焼いて食べるのもいいですね

釣りを終えた仲間たちと、肉を焼くもよし

色々な楽しみ方があります

外で食べる食事って本当に数倍も美味しく感じます

ゆっくりと川を眺めながらコーヒー片手にぼーっとできる時間
普段の生活では中々ここまでゆったりとした時間ってとれないのではと思います

たまには日常の喧騒から離れて、川でのんびりしてみるのもいいですよ
※最近は山火事も増えてますので火を扱う際は十分ご注意下さい
まとめ
さて、最終回は渓流釣りの危険性といった少しネガティブな内容になりましたが、先ずは危険性をしっかりと認識する事が大切だと思います
もちろん、上記以外にもまだ色んな危険な面が渓流にはあると思いますし、私もこれからそういった事に遭遇していくものと思います
だからと言って渓流釣りを止める事はありません
釣りに限ったことではありませんが、生きていく上で何かしら行動すれば必ずリスクというものは発生します
もし、そのリスクを避けるのであれば部屋から一歩も出ずに閉じこもっていればいい!
でも、そんなの嫌ですよね
行動して失敗する、ちょっとしたアクシデントに遭うのも全て経験になる
(もちろん大事故ににはならない様に細心の注意を!)
そしてその経験一つ一つこそが自分自身の糧になるのではと思います
色んな危険もある渓流ですが、そんな部分を差し引いても余りある魅力が渓流釣りにはあります
日々の慌ただしさから離れて自然の中でゆっくり遊ぶ
渓流釣り 始めてみませんか!

